④【函館駅→青森駅】
函館駅から列島縦断の旅を再開しましょう
特急スーパー白鳥(2016/03/21運行終了)
(函館駅~新青森駅)
ココから乗るのは今は役目を終えた
特別な列車
スーパー白鳥
新幹線開通と入れ替わりに
姿を消したスーパー白鳥
その最後の旅を楽しむことにします
函館駅を出てすぐに
沿線屈指の歴史スポットが待っています
五稜郭です
今回の旅の目的の一つは
名城巡りです
駅名表示も
五稜郭をイメージしています
駅から2kmほど
そこに広がるのは
五稜郭跡
国の特別史跡に指定されています
江戸末期、函館開港の
防備のため
日本では珍しい
星型要塞として
建造された
五稜郭
しかし函館戦争の際
旧幕府軍が本拠としたため
明治以降
中の建物は
ほとんどが
解体されました
その後
陸軍の練兵場となったあと
1914年から五稜郭公園として
一般開放され
市民の憩いの場となっています
復元された
函館奉行所
五稜郭以前は別の場所にありましたが
完成ともに
ココに移転しました
広大な五稜郭
その全貌は
上空から見ないとわかりません
かつて
歴史の舞台となった
城郭も今はまさに
兵どもが夢のあと
五稜郭駅を後に
スーパー白鳥は
当時の江差線
現在の道南いさりび鉄道線へと
入っていきます
そして
木古内駅からは
海峡線の線路を走るのです
車窓に広がるのは
波穏やかな
函館湾
その彼方には
津軽海峡が
広がっています
やがて木古内駅を通過し
津軽海峡の下を
潜ります
27年物歳月をかけて
1988年に開通した
青函トンネル
全長はおよそ54kmあります
もっとも深いところは
海面下240mで
青と緑のランプが点灯しています
青函トンネルに入って
やく20分で外が突然明るくなりました
本州の青森県に入りました
青森県に入ると
波穏やかな陸奥湾沿いを
南へ走るスーパー白鳥
やがて到着したのは
青森駅です
青森駅の近くには
青函トンネル以前の時代がしのばれる物が
青森港に保存されている
かつての青函連絡船
八甲田丸
昭和63年、連絡船廃止の際
青森側最終便として
運航を終えました
明治41年から80年間
旧国鉄の鉄道連絡船として
青森と函館の間を結んでいた
青函連絡船
八甲田丸では
当時、船腹に積み込まれていた
貴重な鉄道車両の数々も
見学することが出来ます
白鳥?日本海?かな
八甲田丸は貴重な歴史の証言者です